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00年度 春合宿[甲斐駒ヵ岳&仙丈ヵ岳] プリント メール
作者 長江   
2000/05/02 Tuesday 00:00:00 JST

メンバー 長江 江尻 香西 藤ノ木 千葉 西本 東畑 阿南 塚本

期日 2000 5/2~5/6


山行地 甲斐駒ヶ岳 仙丈ヶ岳


5月2日

新宿は山ヤでいっぱいだった。一年、二年は全員集まっている。ビールも飲まずにただぼーっと待っていたようだ。ひとまずビールを買い飲みだす。程なく急行アルプス登場。座席の良いきれいな電車にちょっとかんどー。電車の中でビールを片手にこれからの話をしていると神楽の1年3人がアイゼンを持ってきていないことが発覚。幸先悪し。1時頃就寝。今回もグラビアが大流行。

 

5月3日

3:45辰野に到着。1時間程次の列車まで時間があるので行動食を分け、アイゼンを合わせる。二年は未だにアイゼンをちゃんと付けられないのかかなり手間取っている様子。

泣きたくなってくる。アイゼン位しっかりつけてくれよ。

伊那市駅についてまず朝食を買いにコンビにへ。駅前の信号を左に100メートル程行くとローソンがある。朝食を買い終り外へ出ると見知らぬおじさんが駅前のザックは君たちのかと聞いてくる。タクシーの客引きかなーと思ったら山岳指導員だという。確に「山岳指導員」と名前の入った腕章をしているがなんとも怪しい雰囲気。計画書を出していないのなら代わりに警察へ出しておいてくれると言うのでお言葉に甘えて計画書を出してもらうことにした。

戸大大橋まではタクシーを使う。計画ではもっと奥までいって河原を歩く予定だったが歌宿という所までバスがG.Wから通っていると山岳指導員が教えてくれたので今回は楽をさせてもらうことにした。地元の人の情報はありがたい。戸大大橋には7:30着。バスが出るのは8:30。1時間も空いてしまい何をするか考えていると、阿南は何も言わずテントマットを広げ寝始めた。寝る事への執着心はなかなかのものだ。気持良さそうだったのでつい僕もまねをしてしまった。満開の桜を横目に5月の日を浴びて合宿で来たことも忘れてしまいそうだ。

バスに乗ると30分ぐらいで歌宿についた。9:30歌宿をでる。途中香西に現在地を聞いてみると別の地図を出し「任せてください。ここですよ。」と自信を持って答えるし、藤ノ木は位置が全く分かっていない。この二人は一年経っても成長の影すら見えない。江尻、頼むお前は成長していてくれ!アスファルトの道を大平山荘まで歩く。阿南と塚本は辛そうだったが休みを取らずテンバまで2時間一気に行った。

11:30北沢峠に到着。テントを建て終わる阿南はまた寝始める。またか!と思いつつも個人マットを外に出して横になるとこれまた気持が良い。しばらくは何もできなかった。テンバの脇に雪の斜面(下に川が流れている)があり江尻が滑落停止の練習をしている。丁度良いので一年にキックステップの練習させた。一年が斜面の下にいるときに江尻が「止まらんねぇー」と叫びながら滑り落ちてくる。どうも停止しないらしい。そのまま一年に突っ込み阿南が巻き添えとなり川に落ちる。半身が濡れたが天気が良いのですぐ乾くだろう。あまりの気持良さに4時過ぎまで寝てしまい天図をとるのを忘れてしまった。

5月4日

3ー5出っぱの予定が少し遅れた。テンバから2合目へ行く巻き道を使う。一本で2320mまで行く。ピストン装備ということもあり快調。阿南と塚本が少し疲れ気味。次の一本で大滝頭の少し上まで行った。ここでアイゼンをつける。長江、江尻、藤ノ木はアイゼンがないので行けるところまで行ってみることにした。樹林帯を抜けると強い風がふいていて雪の粒が顔に直撃してくる。結構痛いので顔を手で抑えつつ登る。前方で何かが谷底へ消えていった。香西が何かを落としたらしい。聞いてみるとマップケースに入っているグラビアの田中麗奈を直すときに地図を落としたと言う。あまりにも頭の悪い行動に何も言えなかった。この一本で小仙丈まで行きたかったがその手前2800m付近で一本。キックステップが効くので上を目指す。仙丈ヶ岳のピークまではプラス2本かかった。仙丈ヶ岳手前、二つのピークの間は両脇が切れていて危ないように見えたがたいした事はない。

仙丈ヶ岳には10:35到着。阿南は疲れ果てていたが山頂に立てて嬉しそうだ。雨男の千葉がいたにもかかわらず、天気も良く強かった風もおさまり展望もよく最高だった。藤ノ木は初めて3000mを超えたらしく喜んでいた。11:15下り始める。阿南はやはりバテバテで少し早いが小仙丈ヶ岳で一本。出発するときに先頭を歩いていた香西はぜんぜん違うほうに歩き出した。黙っていたらあいつはどこまで行っただろう。2年も誰も気付かなかった様子。江尻、お前もだめだったか!!!次の一本で朝一本取ったところまで行く。この下りはグリセードで降りてみた。藤ノ木はうまく滑っていた。僕はダメだったけど。ラストの一本は阿南バテバテで時間がかかった。

15:05テンバに着くと強風でフライが飛ばされ紐だけで留っていた。稜線上で落ちなくて良かったと改めて思った。阿南はテンバに着いて深呼吸になりちょっとあせった。明日は連れていけないと思う。江尻に天図を取らせるがまだまだ。ビールを飲んで飯食って、つまみを食べる。6pチーズにろうそくを立てケーキに見立てて誕生日を祝ってくれた。嬉しいのだがこの歳でハッピーバースディー歌われても。かなり恥ずかしかった。

みんな、ありがとう。

5月5日

阿南は連れて行かず8人で甲斐駒を目指す。5:00発、川に沿って樹林帯を登る。仙水峠手前は大きな石がゴロゴロしていてクワンナイ川の源頭部を思い出した。峠で一本。次の急登は2本で登る。駒津峰でアイゼンを付けた。六万石まではヤセている稜線上の下り。いやらしいところが2ヶ所あり、みんな、特に香西落ちるなよと思いながら足を進めた。六万石からトラバースルートを行く。直登の道にも人がけっこういて岩場のためアイゼンはしていないようだ。トラバースの初めのところが大変そうに見え藤ノ木とヤバイヤバイと言いながら進んだが見た目よりたいした事はない。そのまま進むと砂礫と雪の割合が半々になってくる。摩利支天の分岐でアイゼンをはずし、そこから頂上までは40分。ピークは雪で覆われていた。昨日見えなかった北アルプスが見えた。直登ルートを登ってくる人は思ったより多い。アイゼンが無ければそちらのほうが良いのではないか。山頂は人でいっぱいだった。一年が変な格好で写真をとっている。おじさんん達 にうけていた。今年の一年も二年に負けず劣らず楽しい奴等が入ってきた。同じパーティーには思われたくないけど。

来た道を引き返す。六万石付近で前を歩いていたおじさんが滑落するが木に引っ掛かってすぐに止った。この辺は木が多く落ちても大きく下までいくことはなさそうだ。山頂から一本で駒津峰までいく。ここでアイゼンをはずしみんなでグリセード大会!昨日よりスピードがでて面白い。香西コケまくり。峠で一本とろうかと思ったが疲れていないようなのでテンバまで。僕はみんなより大きく遅れ出した。トレーニングしなくてはとつくづく感じた。独りでのんびり歩いていく。天気も良く気持が良い。周りには誰もいなくて静かな山を少しながら楽しんだ。テンバの手前でみんなが待っていてくれて一緒に下る。12:30頃到着。

疲れたので昼寝をしていたのだが1年は元気いっぱい。野球をはじめた。江尻も寝たそうだったが無理矢理連れていかれた。御愁傷様。2年全員で天図をとってもらったが藤ノ木と香西はどうすりゃいいのか。藤ノ木とビールの残りをヤバイヤバイと言いながら、数える。乾米、つまみの大放出。腹はいっぱいだけどつまみが出ているとついつい手が伸びる。香西の手も止る事を知らない。残り少なくなったウィスキーをヤバイヤバイと言いつつ楽しんだ。

5月6日

今日も3ー5出っぱ。一年にテントの撤収をさせてみた。時間はかかったが初めてではこんなもんだろう。歌宿までなので楽な行程だと思ったがアスファルトの下りでバス停に着いたときには膝が痛かった。バス待ちの人たちを観客に石川県出身の2人組は芸をして拍手喝采。バスで戸台口まで行く。その手前に温泉がある。戸台口からタクシーで伊那まで。途中、高遠にも温泉がある。

9時前に伊那についた。風呂も打ち上げするところも開いていないので上諏訪まで行くことにした。駅構内の温泉は乗車券があれば無料。洗い場2つ浴槽には4人ぐらいなら入れる。さっぱりしてから打ち上げ。2年がケーキを買ってきてくれた。またまたハッピィーバースディーの合唱。ほかのお客さんまでも注目している中ローソクの火を消した。

 

文:長江 大輔

最終更新日 ( 2007/10/29 Monday 00:47:19 JST )
 
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